1996年(平成8年)10月、開発業務受託機関(CRO:Contract Research Organization)としてメデックス株式会社(Medex Co., Ltd.)」を設立いたしました。 社名の由来は、Medical Development for Project X(プロジェクトXの臨床開発)から取っています。 これまで、新医薬品等の研究開発に勤しむ多くの製薬企業、医療機器企業、医療機関及び同業のCRO等から、臨床試験の企画・実施管理に関する業務、及び医薬品・医療機器等の規制当局である厚生労働省への製造販売承認申請に関する業務を受託して参りました。 疾病による死因の半数を占める三大疾患「がん(悪性新生物)」・「心疾患(急性心筋梗塞等)」・「脳疾患(脳卒中等)」、及び生活習慣病とされる「糖尿病」・「高血圧性疾患」・「慢性腎不全」等、さらには難病として指定されている「自己免疫疾患・神経疾患」等多くの疾患の治療において、新医薬品及び新医療機器の開発は大きな貢献を果たしています。 近年、医薬品等の研究開発もグローバル化し、国内発の画期的新医薬品等が海外の医療現場にも早期に届けられるように、そして海外で承認される医薬品等についても国内で早期に医療現場で使用できるよう、国際共同開発が行われるようになりました。 一方で、医療保険財政の健全化を目指して後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進政策がすすめられようになり、後発医薬品の承認申請も増えてきています。 臨床開発を円滑に進めるためには、医薬品医療機器等法(「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称、旧題名「薬事法」)、同法施行規則及び医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP)等関係法令並びに臨床評価ガイドラインに沿った臨床試験を企画することが必須であり、かつ医薬品等製造販売承認申請においてはレベルの高い申請資料を作成することが重要であると考えています。 メデックス株式会社は、今後とも、豊富な研究開発経験実績及び情報収集力を基として、医薬品等の研究開発に注力している製薬企業等の業務支援に努力して参る所存です。 追伸 ご挨拶の誌面を借りまして、私的なことになりますがひとこと御礼を申し上げたくご高覧のほどよろしくお願いいたします。 2011年3月に発生した東日本大震災の被災地の惨状にいたたまれず、無我夢中で支援に通い続けました。 一日も早い復興を願いつつ、被災地に足を運んだ10年間を振り返ってまとめた著書『東日本大震災が教えてくれた日本人の心』を、2021年10月5日、株式会社文藝春秋より刊行いたしました。 お読みいただいた皆さまから、心温まる激励のお言葉やたくさんのご感想をお寄せいただきましてありがたく、うれしく、何度も目頭が熱くなりました。 この場を借りまして、お読みいただきました皆さまに心より厚く御礼を申し上げます。 被災地への支援は、今後も可能な限り継続して参りたいと思っております。
2024年(令和6年)10月 メデックス株式会社 代表取締役 星 健治 |
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